2010年7月7日水曜日

七五三の前撮り

 11月中では写真館の予約が取りにくくなるので、近年はこの時期に前撮りして
済ませてしまうのが推奨されています。先日、私たちも写真館で記念撮影をしま
した。娘だけでなく、私と家内も和装しての撮影でした。娘も家内も良く似合っ
ていましたが、私はどうも落語家さんみたいな感じで戸惑いました。撮影は1時
間半以上に渡ったので、途中休憩を入れながらとなりました。娘ひとりでの撮影
では、飽きも手伝ってやや難儀でした。娘には「お姫様になったつもりで頑張っ
て」、と、ちやほや乗せながら応援しました。家内はお気いりの人形で注意をひ
いたり、安心させる作戦。私は「可愛い!」などと連呼。親ばか丸見えのようで
したが、その行為はその場限り。娘の写真は残りますので敢えての行動でした。
(正直、恥ずかしかったぁ。写真館のスタッフはどう思ったでしょうか。慣れっ
こかもしれませんがうんざりしていたかもしれません。)娘も状況を察したの
か、ここ一番で絶好の笑顔を見せてくれました。私の「にっこり笑えば終われる
よ」の一言が効いたのかもしれません。ともかく、親との思い出づくりに根気よ
く付き合ってくれました。男性カメラマンの予測不可な素早い動作が苦手のよう
でしたが、よく頑張りました。お昼過ぎ、無時に終了。お腹がすいていたせいか
もしれませんが、娘もカメラマンもぐったりと疲れてしまったようです。遅い昼
ごはんは私が握ったおにぎりでした。帰りがけに電器屋さんで兼ねてから所望の
「ココロポッド」を買ってあげました。たいへん気に入ったようで、それから
ずっと得意げにしています。とりあえずの幸せに浸っているようです。

 後日、撮った写真をWeb上で確認できました。100枚近くあり、その中から10枚
選びます。インターネット経由ですのでいつでも見れます。とても便利で助かり
ました。それにしても、さすがプロが撮った写真です。素晴らしい出来栄え。私
までとられ慣れたように見えました。撮影前日の急な予約にも対応してくれまし
たし、家内の見立て通り腕も抜群でした。良い写真館を見つけたものです。大切
な家族の写真、私の生涯の宝物になるに違いありません。娘の嫁入りに持たせる
ことになるのでしょうか。長い時間をかけて、彼女の宝物として引き継がれてい
くのでしょうか。カメラマンの方、ありがとうございました。

 七五三には子供の成長を祝うという意味があります。私にはそれだけでなく、
親子の思い出を作るという役割もあると思います。お祝いだけでは単なるセレモ
ニーかもしれませんが、この家族がいるという証をこの世に残すことは、それを
超えた意味があるように思えてなりません。

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