2008年8月5日火曜日

書評:生物と無生物のあいだ(1)

 第8章 p134まで読みました。市立図書館で借りておりまして、返却期限が来たため一旦返却しました。本書の主題となっている生物理解の分子論的、物理学的アプローチといった点で私の研究対象に近いため、解説の切り口について勉強になりました。今のところ、私にとって新しい知見はさほど多くありませんでした。ところで、E.シュレーディンガー著「生命とは何か」(岩波文庫)の新装版がこの春に発行され、私も手に入れましたが、訳者の後書きで言及されているベストセラーとは本書のことだと思います。どうやら本書のp160あたりに書かれている解説について、シュレーディンガーが提唱した生命観に関する誤解があると指摘しているようです。機会があったら、また借りて続きを読みたいと思います。

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